「くもんのプリントだけ売っていないかな?」
「くもん教室に通わせるのは月謝がもったいない!」
このように公文のプリントだけをどうしても欲しい!という一定の需要が存在します。メルカリやYahooオークションで「公文プリント」と検索すれば、公文プリントが多数出品されていることがわかります。
ネットオークションでの公文のプリントは状態にもよりますが、新品であれば1レベル(200枚)が4000円程度、中古の採点済みのものであれば1レベルが2000円程度です。
しかし、答えがないので、自習教材としては向いていませんし、採点済みのものを購入した場合、新品も買わないといけないので、結局1レベルに7000円近く払うと、月謝と大差がなくなりますので、あまり意味がありません。
どうしても公文の教材だけ欲しいという方は「くもん小学ドリル」を買うのが一番です!1冊たった640円で発売されていることは意外に知られておりません。本日は元教育業界の筆者が、公文のプリントについて解説いたします。
公文の月謝を節約したいなら「くもんの小学ドリル」を670円で買おう!
実は「くもん出版」という公文のグループ会社から、「くもんの小学ドリル」というシリーズが発売されており、算数、国語、英語の教材が小学校準備編から小学6年生まで発売されております。
公文のプリントと同じノウハウで作られており、反復練習を中心に置いており、問題の配列などが公文プリントと同様の仕組みになっています。Amazonでも買うことができます。
ページ数は1学年で裏表で100ページ程度ですから、公文のプリントの1レベル(200枚)相当の問題数があります。もちろん教材ですから、「答え」ページもあります。ただし実際の公文よりは問題数は相当少ない印象です。
価格は税込み670円ですから、ネットオークションでのプリント購入に比べれば大変リーズナブルです。
公文のプリントは教室では販売してない!メルカリやYahooオークションで手に入れよう!
公文のプリントだけを手に入れようと思っても、公文教室ではプリントは販売していません。また本部の方でも教材を厳密に管理しており、
お母さん「教室で余ったの売って欲しい」
などと販売には応じてくれません。正式なルートでは、プリントだけを入手する方法はありません。
ですから、入手する場合はメルカリやYahooオークションなどのネットオークションが唯一の方法になります。ネットオークションではプリントは新品が高く、中古が安くなります。
ネットオークションの公文の相場
①新品のプリントは1レベル(200枚)が4000円~5000円
②中古のプリント(添削済み)は1000円~2000円
探せば、プリントの状態によってもっと安いものを購入することもできます。ネットオークションで購入した場合は、答えがついていませんし、採点をしてくれる人がいませんから採点をどうするかを考えなくてはいけません。
ネットで買った公文教材の採点はどうすれば良いのか?
方法としては下記の2つがあります。
①親が採点する
②「新品」と「採点済み」の中古のプリントを両方買う
親が採点する場合は、「時間がある」あるいは、「子供と一緒に教材を取り組みたい!」というママさんに限られます。また、親が正解を間違える可能性もありますから、よほど自信がある親御さんでないと現実的ではありません。
中古のプリントを買った場合は、答えがなんとかわかりますが、
「×の問題の答えがわからない!」
「前の子供の字が汚くて読めない」
という問題もでてきます。そもそも「新品」と「中古」の両方を買うと、公文の月謝6480円近くの費用がかかるので、ネットで買う意味がありません。
英語の場合はプリントの他にEーペンシルを買わなくてはいけません!
また、公文の英語の場合は「E-ペンシル」という、リスニング機器が必要です。プリントのコードにペンの先を当てると、英語の発音が出てくる機器です。この機器も公文への入学無しに購入することはできませんので、こちらもメルカリやYahooオークションで購入することになります。
E-ペンシルのネット相場は2000円~3000円です。
英語のプリント教材とセットで出品している人もいますので、相場と状態を見ながら選びことになります。
公文のプリントだけ購入しても節約にはならない!
月謝の6480円分を節約するために、ネットでプリントだけを購入しても節約になりません。先ほども申した通り、くもんのプリントの「答え」は公文教室の先生しか持っていないので、マーケットに出回ることはありませんから、答え合わせができません。
「採点済み」のプリントを購入しても、完全な「答え」にはなりませんし、「新品」と「採点済み」の両方を買えば、月謝と同じくらいの値段になるので、そもそも意味がありません。
◆ネットで買った公文プリントのデメリット
✔先生がいないので、わからないとこが聞けない
✔答え合わせができない
✔宿題提出や教室に行く期日がないから、学習が続かない。
✔消しゴムの後が汚いあるプリントもある
✔間違ったまま、先に進む可能性も
そもそも子供の教育のためにプリントを購入するわけですから、間違えて覚えてしまっては全く意味がありません。
公文教室を辞めて、その後プリントだけ購入することも意味がない
お母さん「くもんを通わせているけど月謝が高い!プリントだけ購入できないかしら?」
と現在、子供を公文に通わせている方でプリントが欲しい方も多いと思います。
公文はプリントとノルマ(公文の人はノルマとは言いませんが)がセットになって初めて、公文なのです。宿題に提出期限があるから、満点を取ると、先生や親に褒められるから、子供は一生懸命にプリントを解きます。
ですから、プリントだけ購入してやらせても、教室にもともと通っていた子供はプリント学習が続かないですし、また子供もバカではありませんから、「くもんのお金払えないのかな?」「勉強はそんなに重要ではないのかな?」などと感じさせては教育にも良くありません。
公文のプリントの置き場所に困る!だからメルカリで売る人がいる!
公文のプリントはA4の半分の大きさのA5というサイズで、大きくはありません。
しかし、公文のプリントは溜まってくると段ボールいっぱいになりますから、これが結構邪魔です。
お母さん「採点済みのプリントは、子供が達成感を感じるから溜まったプリントも役に立っている!」
と考える親御さんもいますが、子供がいると家には、おもちゃから勉強机、衣服などが溜まってきますから、プリントも置き場所が大変です。だから採点済みの公文プリントであってもメルカリやYahooオークションで売る人がいるのです。
公文プリントは教室だから効果が出るもの!月謝が負担の方は子供の学校の勉強をしっかりやろう!
公文プリントは、反復問題の徹底による計算トレーニングです。計算力をつけるためには、
◆公文の効果を出すためには!
①公文プリントでの反復練習
②間違いを把握
③間違いをわかるまで解く
④宿題形式でのノルマ
この①~④が必要です。公文はやはり教室や宿題がセットでの教材です。本日は冒頭に「くもん小学ドリル」を紹介しましたが、ドリルだけ与えて黙々とこなせる子はあまりいないでしょう。しかもドリルやプリントだけなら、公文である必要もありません。
もし、公文の月謝を払うのが厳しい場合は、まずお子さんに学校の勉強をしっかりやらせるようにしましょう。例えば学校の宿題などを隙間時間にやらせる工夫をしてみたり、お子さんに「学校の算数はどんなことやっているの?ママにも教えて」と聞いてみるのも有効です。
子供であっても、他人に教えることで知識をより吸収できようになるからです。公文のプリントだけ購入するのなら、まずは学校の勉強をしっかり子供にやらせましょう!