
「うちの子、公文やるって言いだしたけど、英語はどうなんでしょう?」
「どうせなら、算数と一緒に公文で英語もやろうかしら?」
とお悩みではありませんか?実際に、公文の英語を通わせているママさんたちの評判は、決して悪くありません。「うちの子、英語の成績はいつもトップ!」なんて口コミも、ウソではないと思います。
しかし、結論から言えば、公文の英語は「将来英語を話せるための教材」ではなく、日本の英語教育に慣れさせるための教材です。ですから、目的が小学校の外国語活動や、将来の受験のためでしたら、効果があると言えるでしょう。
では、なぜ公文の英語では語学力がつかないのでしょうか?それは公文の英語は読み書きが中心で、昔ながらの日本型の英語学習スタイルと同じで、英語でのコミュニケーション力を育てるための教材ではないからです。
本日は元教育業界にいた筆者が、主に小学校低学年向けに、公文の英語の評判について詳しく解説してまいります。
公文の英語の教材の3つのポイントを解説!
まず最初にお伝えしたいのは、公文教室の先生が英語を直接教えることはほとんどないということです。算数や国語ならばある程度教えられる先生もいますが、英語はまず教えられません。だってそうですよね!全国に1万以上ある公文教室の先生は近所のおばちゃんがメインですから、「英語ができること」をフランチャイズの条件にしてしまったら先生が集まりません!
では、どうやって教えているかというと、「プリント」と「Eペンシル」という音声再生端末を使って自習形式で学習する仕組みになっているのです。では次に、公文の英語の3つのポイントを解説します。
ポイント①英語のスペルをなぞって「読み書き」に慣れる
まず公文の英語では、読み書きのトレーニングからスタートします。
プリントに薄く印刷された英単語や短文のスペルを上から鉛筆でなぞるというものです。これを繰り返すことで、アルファベットの形・書き順・スペルに慣れていきます。。例としては、「I am」「He is」「She is」など主語とbe動詞の組み合わせを繰り返し書く学習が中心です。
つまり、英語を使った会話の練習ではなく、日本の学校教育に合わせた「英語力の土台づくり」に近いスタイルです。2020年度からは、小学5年生から「英語」が教科として必須科目になります。そのため、小学校低学年のうちから英語に触れておけば、学校の英語の授業でもつまずきにくくなります。(コツコツやればですが)
余談ですが、スペル練習の際に、「a」と「q」など、文字の形が似ている単語を間違えて覚えてしまう子がいますので、最初のうちはおうちの方が一緒にチェックしてあげると安心です!
では、次に公文の英語で行われるリスニング練習(Eペンシルの活用)について紹介します。
ポイント②Eペンシルで英語の音声を聞きながらリスニング力を養う
公文の英語では、リスニングの学習も取り入れられています。その際に使用するのが、専用の音声再生端末「Eペンシル」です。
このEペンシルを公文のプリントに印刷された特殊なマークにあてると、英語の文章を読み上げてくれます。いわば、“自習用のリスニング教材”として設計されているわけです。なお、このEペンシルは別売りで6,600円です。
英語の教材としてはやや高めに感じるかもしれませんが、公文の英語学習には欠かせない必須アイテムです。
ただし、実際に音声を聞いてみると、英語と日本語が混ざった構成になっているため、いわゆる「英語脳」を育てるタイプの教材とは少し異なります。
それでも、毎日コツコツ続ければ確実にリスニング力はつきます。例えば、
筆者の知り合いのママさんはこう話していました。
「6年間、このEペンシルで英語をおかげで、中学のリスニング問題は得意なんですよ!」
地味なようですが、コツコツやると、確かに効果があるようです。
確かに、現在はタブレットの英語教材などもありますから、ややレトロな印象もあるかもしれません。、公文で英語をやっていた別の知り合いの女性に聞くと「昔はCDでしたから公文もハイテクになりましたよ!」と言っていました。
では次に、公文英語の「発音練習」について見てみましょう。
ポイント③プリントを音読して“親が聞く”スタイル
公文英語の発音練習は、プリントに書かれた英語を子どもが音読し、それを親が聞くというスタイルです。
ただし、ここで問題になるのが「正しい発音をチェックできない」という点です。一所懸命に子どもが音読してますが、正しい発音のチェックすることができませんね。もしお母さんやお父さんが帰国子女ならば、子どもの発音を細かく指導することもできるでしょう。でも、そうでなければほとんどの親が親としては「うん、がんばった!」くらいのことしか言えません。つまり、公文の英語の最大の弱点は「話す力」を育てる要素が非常に弱いことにあります。この動画からもその様子がうかがえます。
公文英語は“話す”英語ではなく、“点数をとる”ための英語!
ここまで「ポイント①~③」で公文の英語学習方法を紹介いたしましたが、改めて結論を言えば、公文の英語は、“テストで点数を取る”ための学習であって、“英語を話せるようになる”ための学習ではありません。そこを割り切って利用することが大切です。
公文の英語は、算数のように問題をどんどん解いて進めるものではありません。スペルをなぞる、単語を発音する、といった地味な反復練習の連続です。
コツコツ型のお子さんか、あるいは親が強制的にやらせないと、なかなか続かないかもしれません。また、算数と違ってズルができるので「発音のプリントおわった!」と言われても、本当に終わったのか、親が確認しないとわかりませんね。
(だいたい公文は子どもが飽きてくると、プリントがたまりはじめて気づきますが!)
それでも、公文の英語は「3A(好きな果物など)」から「O(大学受験レベル)」まで教材が用意されており、着実に進めば中高レベルを先取りすることも可能です。もしコツコツ努力できるタイプの子や、親御さんがしっかり見てあげられるご家庭なら、公文の算数と一緒に英語も習わせてもいいのではないでしょうか?
繰り返しますが、公文の英語は“テストで点数を取る”ための英語であり、“英語を話せるようになる”ための英語ではありません。ではここで、公文英語のメリットとデメリットを整理してみましょう。
公文の英語のメリット
(お子さんがコツコツやるタイプという前提で)
✔先取りで中学英語も学べる
✔単語や文法が学べる
✔小学の低学年のうちから英語と接することができる
✔英検対策になる!
公文の英語のメリットは、やはり「学校の授業についていける」ための準備ができるという点ですね。とくに英語が必修化された現在、小学校低学年のうちから英語に触れておくことは、将来の成績や自信にもつながります。
また、教室によっては英検対策に力を入れているところもあり、小学校のうちに英検4級を取得することで、子どもにとって大きな達成感と自己肯定感になるという声もあります。ではデメリットはどんなものでしょうか?
公文の英語のデメリット
✔内容が単調で「つまらない」と感じる子が多い
✔英語力(話す・聞く力)がほとんど身につかない
✔発音を正しくチェックする仕組みがない
✔実は7,700円の月謝でもっと実践的な教材が選べる
まず、公文の英語でよく聞くのが、「プリントがつまらなくて続かなかった」「英語が嫌いになった」という声です。結局つまらないから、英語が嫌いになると、その後の授業・受験・就職まで影響するため、慎重に判断する必要があります。
ただ一方で、公文の英語は算数とセットで続けている子が多いのも事実です。国語は辞めたけれど英語は残しているというご家庭もあります。
また、実際に通わせていた親御さんや、昔公文に通っていた大人からの評判は悪くはありません。
やはり最大のデメリットは公文の英語は、学校の勉強や受験に役には立ちますが、「英語を話せるようにならない」ことではないでしょうか?そのため、
- 受験英語だけでなく、将来的に話す力も身につけたい
- 英語にもっと楽しく触れさせたい
という場合は、「公文の英語+子ども英会話教室」の併用がおすすめです。ただし、当然ながら費用はそれなりにかかるため、家庭の予算や目的に合わせてバランスよく選びましょう。
子どものうちから「外国人と話す経験」を!
もし、学校の授業のためでなく「将来子どもが英語で困らないようにしたい!」というのであれば、外国人と英語で話す習慣をつけさせることが一番です。でもたぶん
お母さん「英語教室は高いから無理ね…」
と感じている方も多いと思います。有名こども英語教室ならグループレッスンなら7000円~1万円。マンツーマンなら3万円の月謝が必要ですから、結構大変な費用ですよね。
ちなみに、英会話の学習メソッドナンバー1の「ベルリッツ」では、ネイティブの外国人教師による月4回のレッスンを月額たった 14,980円(税込)で受けられる「キッズ英会話コース」があります。将来、本格的に「英語を話せるようにしたい」と考えている方は、こうした教室を選んでお子さんに会話トレーニングさせてみてはいかがでしょうか?
ベルリッツはビジネス英会話専門の英会話スクールで、いわゆるNOVAのような英会話スクールとは全く違い、授業は英語のみで行われます。つまり、レッスンの時間は“外国にいるような環境”で学べるのが大きな特徴です。
「もっと費用を抑えたい…」ならオンライン英会話もアリ!
もっと安く英語学習をさせたいと考えている方には、オンラインで外国人教師から学ばせる方法があります。
「でも、先生がフィリピン人でしょう??ネイティブの正しい英語の発音じゃないと…」
と思われますが、そもそも公文のEペンシル端末で学ぶ発音と、フィリピン人講師の英語、どちらが役に立つでしょうか?また、英語に「正しい発音」という概念はありません。英語を話す人の93%はネイティブではなく非ネイティブなので実はネイティブ英語を話せる人は世界で7%しかいないのです。
お子さんが将来英語を使う相手も、アジア圏や非ネイティブの方が多いのです。ですから、非ネイティブから英語を学ぶことは全く問題ありません。
オンライン英会話なら「ノバキッド」がおすすめ
例えばオンラインキッズ英会話大手の「ノバキッド」では、ネイティブ講師も在籍していますが、非ネイティブ教師も多く活躍しており、将来の実践的な英語の使用に役に立ちます。
また、ノバキッド専用のアプリでは…
- レッスンで学んだ単語を復習できる
- ゲームをやりこむと「☆」をもらえる
- 楽しみながら英語に集中しやすい設計
このゲームは無料利用可能で、英語学習が“遊び感覚”で続けやすいのも魅力です。このゲーム機能は無料で、無料体験レッスン後も一部継続して利用することができますので、下記のノバキット公式サイトから試してみましょう。
結論:公文+ノバキッドの合わせ技が最強!
話を戻しますが、
- 公文英語で「単語力・文法力」をしっかり定着
- ノバキッドで「実践的な英会話力」を習得
この組み合わせなら、費用対効果も高く、バランスのとれた英語学習環境が作れます。
公文の英語のよくある評判や口コミ!
では、私の評判話だけでは信用しきれない方もいるかもしれないので、実際に私の知り合いの主婦たちに聞いた「公文の英語の評判」を少しまとめてみました。おおむね好評でしたので、参考にしてくださいね!
東京板橋区45歳女性
「小学生から公文をやらせていたから、息子の中学英語の役にたった!英語の点数はクラスでも上の方だった!」横浜市在住38歳女性
「自習教材で親の手がかからないから、黙々とやっている様子、子どもも好きだし、今のところ不満はないかな。」横浜市在住42歳女性
「単語力と読解ができるから学校の点数はいいけど、英語を話すことはできない」さいたま市23歳女性
「公文の英語はリーディングとか文法などのセンター英語や英検には効果がありそうですけどスピーキングは弱そうですねw私はNOVAに通ってました(笑)」
私の知り合いに実際聞いた評判でしたが、結構評判は良いですね。繰り返しますが、「受験英語」や「学校の授業」と公文の英語の相性が良いのは間違いありません。
公文の英語もまとめ
公文の英語は、単語力や文法力を身につけて、英語の授業やテストに役立てるための教材だと言えます。その目的に絞って割り切れば、良い学習方法ではないでしょうか?
ただし、もし子どもの将来を考えて「英語を話せるようにしたい!」というのであれば、やはり会話の練習ができる教材や教室を併用するのがベストです。
たとえば、キッズ専門のオンライン英会話「リップルキッズパーク」では、
- 兄弟でレッスンをシェアしても月謝は1人分のみ!
- 月5,000円程度で本格的な会話レッスンが受けられる
- 無料体験レッスンもあり、気軽にスタートできる
公文の英語で基礎力(読む・書く)を固めつつ、リップルキッズパークのような会話型レッスンを組み合わせれば、英語に強いお子さんを育てるベストな環境が整いますよ!