「タブレット学習って、良さそうだけど、目に悪い?」
「タブレット学習で視力の悪くなった子っているのかな?」
子供に勉強させるために手軽で安価のため、タブレット教材を検討しているお母さんも多いでしょう。進研ゼミのチャレンジタッチは100万人(延べ)を突破しており、教材としてはずいぶん普及しているのです。
しかし、タブレット端末は”やり過ぎ”に気をつけないとお子さんの視力を落とすことつながります。なぜなら、同じ距離でデジタルの画面を見つめることは毛様体筋を緊張させ続け、眼精疲労がたまり、そして目のピント調整がしにくくなるからです。
本日は教育業界に5年いた元業界人の筆者が、タブレット教材で視力が落ちる理由と、視力を最低限維持するための5つのポイントを解説いたします。
この記事を一通り読んでいただければ、我が子の視力をどのように守るべきかが?確実に理解できるようになりますよ。(なお、当方は眼医者ではありませんが、信頼できる医療機関やメディアのホームページを紹介いたします)
スマホの普及で子供達の視力は急激に下がっている!
まず、下記の図をご覧ください。下記の図は視力が1.0未満の割合の表です。
スマートフォンが普及し始めたのは2011年以降です。それと同時に、スマートフォンの保持率の高い「高校生」と「中学生」の視力が顕著にさがっていることがわかります。小学生はスマートフォンを持っている子が少ないため、視力が1.0未満の子は微増となっていますが、それでも近年視力が下がり続けています。
そして、スマホを与えない親も「タブレット教材」を与える場合は、子供の視力を下げないようにすることを第一に考えるべきでしょう。
なぜ、スマホやタブレットで目が悪くなるのか?
実はスマホやタブレット、あるいはゲームが視力を悪くする原因としては、はっきりとした医学的証明はありません。下記図をご覧ください。(メガネスーパーさんの記事は大変良い記事ですので、合わせて下記リンク先もご覧ください。)
画像引用記事:【都市伝説】メガネやコンタクトで視力は落ちるか!?
つまり、スマートフォンやタブレットで同じ距離感でずーと見続けると、目のピントを合わせる毛様体筋が緊張し続けた状態になり、眼精疲労が蓄積され、その結果「目のピントがあわせづらい」状態になるのです。
スマートフォンやタブレットを使っていても適度に休憩をして、遠くをみたり、目をつぶって毛様体筋を休めることで、視力を下げるのを防ぐ効果があるのです。
このことから、スマートフォンやタブレットが直接目の悪くなる原因というよりは、同じ近距離でモノを見続ける行為が、眼精疲労がたまりことにつながり視力を下げる原因となっているのです。
ブルーライトも目に悪い?
では、昨今話題になっている「ブルーライト」はどのように目に悪いのでしょうか?参天製薬のホームページによると、ブルーライトは波長が短いため、錯乱しやすく、それがまぶしさや「像のにじみ」につながることで、目のピントがあわせづらくなり、目に負担がかかるのです。
5つの大手タブレット教材は目に悪いのか?個別に解説!
では、スマートフォンやタブレットがどうして目に悪いかが理解できたところで、タブレット教材の話に戻しましょう。本来、子供の目の回復力は高いため、1日30分程度のタブレット教材だけでは視力が落ちることは考えにくいです。
しかし、今のタブレット教材には「ゲームが付属」されていたり「ゲームの要素」があるために、子供が熱中してしまい、タブレット教材の制限を超えてしまうことが問題なのです。それでは、タブレット教材をひとつひとつ解説していきます。
①進研ゼミ(チャレンジタッチ)
チャレンジタッチは、子供がゲーム感覚で勉強ができてしまうのがメリットですが、画面を見てもわかるとおり、子供にとってはゲームなのです。
小学生では、ほとんど「スマホ」を与えられていないため、手元にタブレット教材があれば、ついつい学習(ゲーム?)する時間が長くなってしまいます。
チャレンジタッチは、子供を飽きさせないように作っているため、学習の要素よりゲームの要素が多くあるため、子供の目にとっては決して良いタブレット教材とはいえません。
②スマイルゼミ
スマイルゼミの特徴は、学習を進めるとポイントがもらえて、そのポイントとゲームを交換することができます。ですから子供は、早くポイントを集めるように、スマイルゼミで学習して、ゲームを行うため、タブレット教材の中でも、目に最も良くないタブレット教材だと言えます。
なぜなら、子供にスマホやタブレットを与えていない親が、タブレット教材を与えている場合
お母さん「うちの子えらいな~!今日もタブレット教材で勉強している!」
と思われるかもしれませんが、子供は一生懸命ゲームをするか、ゲームのためのポイントを集めているのです。
③学研ゼミ
学研ゼミの特徴は、専用タブレットではなく家庭にあるタブレット(iPad、Android)ものを使わなくてはなりません。そして月額500円から教材別に学研ゼミのアプリをダウンロードして、アプリ内課金によって利用します。
値段が安い点と、いつでも解約できることを考えると、最もリーズナブルな学習教材ですが、専用タブレットではないため「子供が勉強せずにYouTubeやゲームばかりしている!」という可能性があります。
中高生がスマートフォンで目を悪くしている事実は数字が証明しており、小学生のうちからタブレットを子供使いたい放題にしていると、子供の視力はますます悪くなります。
④スタディサプリ(小学4年以上の教材)
スタディサプリも、専用端末ではなく、ご家庭のタブレットやスマホ(iOS,Android)にアプリをインストールして、使うタイプのタブレット教材です。
スタディサプリの特徴は、全国の有名教師の講義を動画形式で見れることです。ですから、ゲームの要素などは一切ありません。ただし、小学4年以上からが対象で、それ以下の子供は見れません。
ゲームではないので、子供が熱中することはありませんが、子供にタブレットを貸し与えてしまうと、学研ゼミと同様に、YouTubeやゲームをしてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
⑤RISU算数
動画をみてもらえばわかりますが、RISU算数にはゲームの要素は一切ありません。教材は、一人ひとりの学習進度にあわせて、教材が作られます。タブレット教材のくもんのような存在で、先取り学習ができること、わからない部分は、東大生らの講師動画がみれるなど、本格的な教材です。
そして目に関しては「ブルーライトの明かりを抑える」設計をしており、子供の目にいたわったタブレット教材と言えます。そもそもゲームの要素がないため、子供が熱中して何時間もタブレットをするようなものではありません。RISU算数では、一日数分のスキマ時間をつかって勉強することを奨励しています。
RISU算数は知らない方も多いので、下記に公式ページのリンクを貼っておきます。ちなみにクーポンコードが発行されており「rss07a」入力するとお得に試すことができます。
タブレット教材で目を悪くしないための5つのポイント!
ポイント①小学生のうちはタブレットの管理は親がする!
まず、子供はタブレットのような楽しいものを自由にさせると、ゲームやYouTubeばかりやってしまいます。そうすると、眼精疲労がたまり、視力を落とすことになります。
そうさせないためにも、教材といえでも親がタブレットを管理するべきです。
ポイント②30分に一度、休憩時間を作る
タブレット教材で30分時間が経過したら、必ず休憩をとりましょう。窓の外の風景をみたり、目を閉じたりするのが有効です。また、長くても1日1時間までとしておきます。
ポイント③PC眼鏡をつけさせる
ブルーライトカットのPC眼鏡は「スマホ」や「タブレット」にも有効です。筆者もPC眼鏡は2個持っており、一つは職場に、一つは枕元に置いてありますが、PC眼鏡をつけてスマホをみるだけでも、ずいぶん疲れなくなりました。
PC眼鏡を買う時のポイントはレンズの品質です。怪しいメーカーから怪しいレンズがでていることもあり、品質が信用できません。筆者のおすすめはJINSの眼鏡です。下記サイトには子供用の眼鏡もありますのでチェックしてみてください。
ポイント④スマートフォンよりもタブレットで
学研ゼミやスタディサプリはスマホでも操作可能です。そのため「うちに昔のスマホ余っているから、それを子供に使わせよう!」と考えている場合は、危険です。
まず、やはりスマホに比べると、画面が大きいタブレットの方が毛様体筋を若干動かすため、目の負担が下がります。最近はスマートフォンの画面サイズが大きくなっていますが、やはりタブレットにしておいた方が良いでしょう。眼鏡やコンタクト、眼科など、目が悪くなってしまっては、もっとお金がかかります。
ポイント⑤ゲームのあるタブレット教材は避けよう
そして、なるべくゲーム要素のあるタブレット教材は避けるべきです。そもそも子供が時間を忘れて熱中してしまうと、目の負担が大きくなりますし、親がタブレット管理していても、親の目を盗んでタブレットでゲームをしてしまうかもしれません。
ですから、そもそもゲーム要素のない専用端末の下記のRISU算数がおススメです。
※クーポンコードが発行されており「rss07a」入力するとお得に試すことができます。
40歳以上の20人に一人が緑内障の時代に!
タブレット教材の弊害が、視力だけにとらわれがちですが、目の病気になると大変です。そして、21世紀の現在、インターネットやスマホの普及で、世界的に目の負担が増えており、そのせいで緑内障患者が激増しています。下記の記事もあわせてご覧ください。
日本眼科学会:目の病気 緑内障
筆者も緑内障です。
小さいころから漫画やゲームをしており、20代30代はスマホを一日中みておりました。そうなると極度の近視になり、眼球が横長(近視は横長の眼球になりやすい)になり、視神経を圧迫して、眼球への血流が弱まり、緑内障になってしまったのです。
緑内障は治りません。進行を止めるしかない失明の可能性がある恐ろしい病気です。是非、私のようにならないように、お子さんの目のケアには気をつけてください。
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