「うちの子も中学に入ったから、何か習い事をさせようかしら?」
「タブレット学習って、どこの教材がいいのかしら?」
と、中学生をお子さんにもつ方は、タブレット教材を検討しているのではないでしょうか?進研ゼミや、Z会など、様々な有名教育企業から、タブレット教材が提供されておりますが、まずは大手5社の中から検討してみるのが良いでしょう。
筆者がその中でも、強くおススメするのは「スタディアプリ」です。費用がたった月間980円にも関わらず、全国でも有名な講師の授業を動画で見れることは、継続のモチベーションにもつながるからです。
それでは本日は、中学生向けのタブレット教材5社を紹介いたします。
大手5社の有名タブレット教材比較
まずは、筆者がまとめた下記のタブレット教材の表をみてください。
大手5社のタブレット教材はそれぞれ特色が異なっています。スタディアプリは動画で講師の授業を受けるのが中心であるのに対して、学研ゼミやスマイルゼミは、タブレット教材で問題をどんどん解いていく方式になっていますし、暗記問題の対策機能もあります。
また完全にタブレットだけで問題ができるのはスマイルゼミだけで、進研ゼミやZ会タブレットは、紙とタブレットを両方使う方式になっていまし、スタディアプリもPDFの教材を印刷して使います。
それでは、1社1社、紹介していきます。
目次
①たった980円で、有名講師の授業が受講し放題の「スタディサプリ」
②赤ペン先生の紙と一緒に使うタブレット教材の「進研ゼミ」
③学校の授業にそって3分で学ぶ!「学研ゼミ」
④タブレットだけで学習できる!「スマイルゼミ」
⑤結局は紙の教材をタブレットにしただけの「Z会」タブレット
①たった980円で、有名講師の授業が受講し放題の「スタディサプリ」
◆スタディサプリのメリット
・月額たった980円
・有名講師の授業が受け放題
・PDF問題集が無料ダウンロードできる
・自分のスマホやタブレットが使える
・学習計画を設定できる
・保護者が学習状況をチェックできる◆スタディサプリのデメリット
・LINEなどの通知が学習中に入る
・専用タブレットではないから、ネットやYouTubeが見れて集中できない
・授業単位で進むため、タブレット教材のようにサクサク進められない
スタディサプリは何と言っても、全国でも教えるのが上手な有名講師の授業が見られる点です。大学受験で有名な東進ハイスクールも、有名講師陣の面白い授業が売りのように、有名講師の授業が見ることができます。
筆者自身も体験がありますが、やはり全国でも有名な講師の授業は、惹きつけられるような独独の語り口で、授業を飽きさせません。授業自体が面白いから、断然集中力が持ちます。
◆スタディサプリの講師の動画
ただ、大学受験の講師陣に比べると、中学の講師陣のレベルは、少し下がるのかな?といった印象がありますが、それでも、全国でも有名な講師であることには変わりありません。
どんな教材を使うにも、お子さんのやる気が一番大切な要素になりますから、面白い授業であれば、やる気も継続しやすくなります。
ただし、スタディサプリは専用端末ではありません。そのためLINEの通知がきたり、ゲームやインターネット、Youtubeなど、学習を妨げる要素がたくさんあります。もし、子供にタブレットを与えて、スタディサプリの妨げになるようでしたら、下記のフィルター設定を使って、余計なアプリをさせないようにしましょう。
iPadやandroidタブレットのペアコントロールの設定:子供を守る!スマホやタブレットのフィルタリング制限
こういった設定をしなくても、勉強しかできないのが専用端末のメリットですから、スタディサプリを導入する場合は、この点をちゃんと考慮しましょう。
スタディサプリは、14日間の無料体験ができるので、下記の公式ページから会員登録(無料)で試してから、決めてみてください。
②赤ペン先生の紙と一緒に使うタブレット教材の「進研ゼミ」
◆進研ゼミのメリット
・お子さんが喜びそうなオマケ(ペンなど)がつく
・学校の授業に沿って進む
・スキマ時間の10分を有効利用できる
・赤ペン先生が添削してくれる(紙のみ)
・赤ペン先生に質問できる
・専用端末だからインターネットやゲームが出来ない
・専用サイトで、親はスマホやPCから学習進捗がつかめる◆進研ゼミのデメリット
・結局は紙の教材が中心
・毎月一回の教材ダウンロード日は混雑しててなかなかダウンロードできない
・深く考えないでも、わかった感じになってしまう
・学年で高得点を取るための教材ではない
進研ゼミには、「オリジナルスタイル」と「ハイブリッドスタイル」の二つがあり、オリジナルスタイルは従来の、紙による教材ですが、ハイブリッドスタイルにはタブレット教材がつきます。
しかし、タブレット教材も結局は、紙の教材をデジタル化しただけであり、大差はありません。ただしハイブリッドスタイルでは、子供がどのくらい勉強しているか?などタブレット教材のため、親が子供の学習状況を知ることができます。
難易度は「スタンダードコース」と「ハイレベル」があり、子供の学習レベルによって選択できます。
結論から言えば、地頭の良い子であれば、進研ゼミでもある程度の学習効果が得られますが、クラスや学年で上位を目指すには、塾に行かないと進研ゼミだけでは厳しいでしょう。
また、進研ゼミは勉強の習慣がない子に、キャラクターを利用した教材などで、継続して勉強させる工夫がありますから、勉強にとっかかりやすい仕組みを作っていますが、もともと苦手な子が進研ゼミだけでは、なかなか勉強が得意にならないのが現実です。
やはり進研ゼミは、それなりの子が、それなりに授業をついていくための教材と割り切るべきでしょう。ちなみに興味がある場合は、最新の特典を下記「進研ゼミの公式ホームページ」でチェックしてみてください。
③学校の授業にそって3分で学ぶ!「学研ゼミ」
◆学研ゼミのメリット
・授業動画が3分程度で飽きない
・学校の授業にそってドリルで学習
・応用問題は紙で学ぶ◆学研ゼミのデメリット
・タブレット学習では、基礎問題しかない
・勉強が得意な子には向いていない
・専用端末じゃないからインターネットやゲームが出来てしまう
小学生向けの学研ゼミには、ワンダードリルというゲーム感覚のアプリがありましたが、中学生向けには、スマートドリルという、「3分の授業動画 + 演習問題」という方式で、学校の授業方式にそって学習を進めます。このスマートドリルには、応用問題の機能はなく、応用問題は別途紙の教材で解くことになります。
アプリの名前にドリルとつくように、タブレット教材で反復練習を行うことで、学力を養うようにできています。他にも、有料の体験イベントに参加して座禅やアート、自然と触れ合うなど、学研らしい取り組みに参加できたりします。また「ポコダス★Do」というアプリでプログラミングを学べます。要は学研ゼミは、学習+体験が基本になっています。
タブレット学習に絞って、見解すると、スキマ時間にサクサク学べますが、ぶっちゃけ3択の中から、適当に答えを選べば、いつかは問題も解けてしまうところが不安要素です。
しかし、とりあえず何かやらせておくというにはたった1000円ですし、良い教材かもしれません。
④タブレットだけで学習できる!「スマイルゼミ」
◆スマイルゼミのメリット
・定期テストモードがある
・中間・期末テストの予定が入れれる
・暗記カードの機能
・タッチペンの性能がよく書き取りもできる
・親が子供の学習状況を把握できる
・特進クラスあり!
・完全にタブレットだけで学習できる
・専用タブレットだから、LINEやYoutubeなど邪魔するものがない
・大会後は、普通のタブレットとして利用可能◆スマイルゼミのデメリット
・わからない箇所があってもすぐは聞けない
・タブレットで使いやすいため、勉強がタブレットだけになる
・点数低い子は進研ゼミの方が良い
スマイルゼミは、進研ゼミのライバル企業です。タブレット教材としての特徴は、まずペンの感度が高く使いやすいため、英語や漢字の書き取りもスムーズに行うことができます。そのため、進研ゼミのタブレットとは決定的に異なるのは、進研ゼミは紙と併用ですが、スマイルゼミはタブレット教材だけを使います。
勉強の習慣がない子が、使うと、1日あたり15分の勉強ができるようになっていますから、気軽にできるタブレットはおススメです。しかし、教材の内容は、「まーまーできる子」が使うと、力が発揮されるようで、定期テストが60点未満の子が使っても、わからない問題を聞くこともできませんから、力が発揮できない教材です。
ただし、定期テスト対策や暗号カードは、なかなか良い機能で、タブレットに自分のテストの予定を入れると、2週間前から、テスト対策をはじめてくれます。そして理科と社会は暗記カードを使えばかなり便利です。
学校の定期テストの平均が70点くらいの子には、スマイルゼミで、それ以下の場合は進研ゼミがおススメです。
スマイルゼミは資料請求もできますから、興味ある親御さんは、下記の公式ページで中学コースを選んでから、問い合わせてみてはいかがでしょうか?
⑤結局は紙の教材をタブレットにしただけの「Z会」タブレット
◆Z会タブレットのメリット
・良問で定評があるZ会!
・通信教育の老舗大手
・15分の授業と15分の演習、そしてiPadで提出
・添削が丁寧。答えのプロセスがわかりやすい
◆Z会タブレットのデメリット
・Androidは非対応
・タブレットアプリが使いずらい
・結局は紙のZ会の教材と変わらない
・問題がわからない場合、すぐに聞ける人がいない
・専用タブレットではないから、Youtubeやゲームが出来てしまう
・親が把握できる学習進捗機能はあるが、スマイルゼミの方が便利
・料金が高い
問題に定評があるZ会。実は紙もタブレット教材も問題は変わりがありません。どちらの媒体を使うか?というだけでなので、あまりタブレット教材としての意味はありません。
進研ゼミとどちらにするか悩まれる方が多いですが、進研ゼミは、定期テストの点数があまりよくなかったり、勉強する習慣がない子が使うべき教材で、Z会は、もともと勉強が得意な子に向いています。つまりZ会の教材は応用問題に取り組みたいお子さんに向いているのです。
塾に行く予算が厳しいご家庭に質の高い学習をする方に支持されているのがZ会です。下記のZ会の最新の「Aeteria」というタブレットを使ったプログラムがおススメです。下記の公式サイトより資料請求してみてください。
【番外編】恥ずかしいけど小学生の算数からもう一度やりたい!
国語や、社会と違って、数学(算数)は一度基礎をつまずいてしまうと、やり直しがききません。算数はロールプレイングゲームのようなもので、あるダンジョンをクリアしない限り、次のダンジョンには進めないのです。
ですから、もし算数からこっそりやり直したいというお子さんがいれば、「RISU算数」が非常におススメのタブレット教材です。
なぜなら無学年生を採用しており、一人ひとりにあった問題が出題され、進み方も自由です。しかも、最初のテストで「どこで算数がつまづいているのか?」が明確にわかり、そのつまづきが解消されるまで徹底的にフォローされる仕組みになっているからです。
RISU算数を使って、集中すれば小学生時代の算数は完璧に取り戻せるはずです。動画の講師解説も非常に丁寧です。RISU算数を初めて聞いたという方は、下記の公式ホームページをまずは見てみましょう。ちなみにクーポンコードが発行されており「rss07a」入力するとお得に試すことができます。
中学生向けタブレット教材のまとめ
本日は中学生向けのタブレット教材を紹介いたしました。まとめると下記のようになると思います。
✔コストパフォーマンスが最高に高いのはスタディアプリ
✔勉強の習慣を身につけさせたいなら進研ゼミやスマイルゼミ
✔応用問題を鍛えるならZ会
です。受験はとにかくお金がかかりますが、月に980円のスタディアプリは、全国有名講師の授業が受け放題ですから、大変お得です。ただし、勉強の習慣がない子には、進研ゼミやスマイルゼミの方が向いています。
あなたのお子さんに合わせて、タブレット教材を選んでみてくださいね。