「隣のお子さんがタブレットのゼミを始めたらしい!」
「うちの子も4歳だし、何かやらせたほうがいいのかしら。。」
幼児のうちに、将来に向けて何かやらせたい!と考える場合、手軽に始められるのがタブレット教材です。幼児向けには有名キャラクターを使ったタブレット教材や、学研などの大手からもタブレットや有料アプリがサービスとして提供されております。
タブレット教材には「ゲーム感覚で進められる!」点や、「スキマ時間で学習できる」というメリットがある一方で、弊害も少なからずあります。ですから幼児にタブレット教材を選ぶ場合は、事前に弊害を理解してタブレット教材を選びましょう。
本日は教育業界に5年いた筆者が、幼児向けのタブレット教材について詳しく解説いたします。
幼児向けのタブレット教材のメリットは?
①ゲーム感覚で進められるから学習が好きになる!
タブレット学習の最大のメリットはこの点です。紙での学習の場合、数字やひらがなの書き方の練習は親と一緒に机に向かって、進めないとなかなか学習が進みませんが、タブレット教材だと、子供が少しコツをつかむだけで、どんどん一人で進められます。
なぜなら、楽しいアニメーションや、効果音がついているので「出来た!」という感触がクセになるのです。
②子供への負担が減る
幼児期の子供はとにかく手間がかかるものです。ご両親の負担も大きいでしょう。
この点、タブレット教材は大きなメリットがあります。タブレットの使い方を覚えれば幼児でも、自分一人で学習を進めることができるので、親も子供にかかる負担が確実に減ります。
子供が騒ぐのが大変な親御さんも、タブレットやスマホを渡せば静かになるという例は、皆さん自身がよく体験していることでしょう。ゲーム要素が強い、タブレット教材でしたら子供も夢中になるので、「うちの子はよく騒ぐ。。」というご家庭には、タブレット教材は非常に助かります。
③机に向かわなくても学習できる
タブレット教材の良いところは、いつでも、どこでも学習できる点です。そしてタブレット教材では「スキマ時間」の活用が推奨されています。例えばテレビのCMの最中や、ご飯ができるまでの10分間などです。
まとまった時間を学習にあてなくても、スキマ時間を使って学習できるのがタブレット教材の大きなメリットなのです。
タブレット学習教材の弊害とは?
①気をつけないと、タブレット依存症になる
タブレット教材の使い方を覚えれば、子供は一人でも学習を進めることができます。しかし、実際は子供はYoutubeやゲームの使い方を覚えて、ゲームばかりやっている可能性があります。最近は下記の記事のようにタブレットやスマホ中毒の用事が問題になっております。
タブレット教材を与える時は、「学習専用タブレット」が良いでしょう。学習専用端末とはYoutubeやゲームなどのインストールすることができないため、学習のアプリしかできない端末です。具体的には下記のような端末です。
◆学習専用タブレット
・チャレンジタッチ(進研ゼミ)
・RISU算数
・スマイルゼミ
これらの端末には、学習アプリしかないため、子供が勉強以外をやっている可能性はないので安心です。またこれらの学習端末には、親が子供の学習状況をチェックできる機能がついていますので、安心です。
専用タブレットではなく、iPadなどの通常のタブレットの場合は、幼児にタブレット中毒を起こさせないコツは、タブレットの所有を子供にしないこと、必ず親の所有物にすることです。子供の所有物にしてしまうと、子供はゲームや動画ばかり見てしまうからです。
しかも、タブレット中毒になった子供は、タブレットを取り上げると、気分が落ち込んだり、騒いだりと大変です。1日4時間以上もタブレットを手放さい子供は、タブレット中毒の危険があります。そうならないためにも、タブレットは子供に所有させないようにしましょう。
②目に悪い
タブレットばかりやらせると、近視になりやすいです。子供のうちから分厚いメガネをかけさせるのは経済的にも負担ですし、子供が運動嫌いになってしまいかねません。
有名のタブレット教材は、その辺も考えられており、進研ゼミのチャレンジパッドでは、30分たつと休憩タイマーのアラートがなったり、RISU算数は「ブルーライトの軽減」を行っています。
無料のタブレットアプリや、キャラクターもののタブレット教材は、こういった点が配慮されていませんから、大きな弊害です。タブレット教材やゲームばかり行う子供には親がしっかり時間管理しないといけません。
③「次へ」ボタンばかりで学習になってしまう?
タブレット教材は、タッチパネルでカンタンに進められる教材であるため、「AとBどちらが正しいか?」というような問題や、「なぞるだけ」の問題だと、子供はあまり考えずにどんどん進めてしまいます。
子供は毎日タブレット教材をやっていて嬉しい!ということがあるかもしれませんが、実は学習が身になっていないケースもあります。
RISU算数のような本格的な教材ですと、応用問題があったり、忘れた頃に昔の問題が再び出てきたりと、タブレット教材の弊害がありませんが、普通の幼児向けのタブレット教材ですと、難易度を下げている分、ゲーム感覚になり過ぎてしまいます。
有名教育業界のタブレット教材は4社
ここでは「有名キャラクターを使ったタブレット教材」は扱わず、教育業界からサービス提供されているタブレット教材だけを比較してみます。
残念ながら、教育業界で最も有名なタブレット教材の「チャレンジタッチ」は小学1年生からが対象で、幼児向けには「紙の教材」しか提供されておりません。そうなると、幼児向けのタブレット教材は有名企業だと②学研ゼミか③RISU算数④スマイルゼミの3つに限られます。
学研ゼミの教材は?
学研ゼミの教材の特徴は、ゲーム要素を強く入れた点と、その1教科500円という料金プランです。
◆学研ゼミのタブレット教材画面
幼児向けとあって、親しみやすい動物キャラクターを使って、勉強しやすい仕組みを作っています。また、学研ゼミの特徴は褒める要素です。学習のいたるところに「良くできました!」というメッセージが出てくるようになっています。
ゲーム感覚が強く、子供が親しみやすい教材です。しかし、学研ゼミのタブレット教材は「専用タブレット」ではないため、親がiPadやAndroid端末を別に用意しなくてはなりませんし、目を話すと、学研ゼミではなく、Youtubeや他のゲームをやっているかもしれません。
専用端末ではない場合は、下記のペアコントロールという設定を行い、子供に関係のないアプリを触らせないようにしましょう。
iPadやandroidタブレットのペアコントロールの設定:子供を守る!スマホやタブレットのフィルタリング制限
RISU算数の教材は?
RISU算数は公文のタブレット版と思ってもらっていいでしょう。つまり公文と同じで「無学年生」をとっており、幼児のうちから、小学生の算数をどんどん進めることができます。
しかも公文と大きく異なる点は、応用問題がある点です。公文の弱点はプリントによる反復学習のみにで、応用力がつかない点ですが、RISU算数には応用問題が豊富にあるため、計算問題も応用問題も両方を習得できるようになっています。
また、文章の読みが怪しいかな?という幼児にも「問題の読み上げ」機能がついてますから、ひらがなの勉強にもなりますし、幼児にも算数の問題が取り組みやすい仕組みになっています。
◆RISU算数の画面
難点は、今のところ教科は算数しかないことです。しかし幼児の算数はひらがななど、国語の要素も入っているので、算数で十分であると思います。
そして何より専用タブレットですから、余計なYoutubeやゲームをされる心配がありません。RISU算数については、下記の公式ページをご覧ください。ちなみにクーポンコードが発行されており「rss07a」入力するとお得に試すことができます。
スマイルゼミの教材は?
スマイルゼミの幼児向け教材は2018年11月に誕生したばかりです。
「ひらがな」や「かず」「とけい」など10分野において自然に学習できるようになっており、読み書きをタブレット端末で覚えられるように出来ています。
ただ、世の中にでたばかりのサービスで、筆者にも良し悪しはわかりませんので、評判やレビューなどが増えてくるまで様子を見ましょう。また、スマイルゼミの公式ホームページでも確認してみてください。
幼児向けタブレット学習教材のまとめ
幼児向けにタブレット教材は、気軽にゲーム感覚で学べるので利点は大きいですが、やはり親が気にしなくてはいけないのは、子供がタブレット中毒になってしまう点です。
そのためには、専用端末で、余計なゲームができない仕組みが必要ですし、iPadやAndroid端末であっても、ペアコントロールという設定を行い、タブレットに余計なアプリをダウンロードできないようにしてしまいましょう。そしてタブレットは子供の所有させず、親が所有するようにしましょう。
こういったゲーム中毒や、目の負担を気にされる方は、「RISU算数」が一番おススメですよ!
※クーポンコードが発行されており「rss07a」入力するとお得に試すことができます。